出生前診断

出生前診断とは

出生前診断とは、赤ちゃんの染色体異常や先天性の病気など調べる検査のことです。 当院では、状況に応じて以下の検査を行うことができます。

■ NT検査

[ 検査時期 ] 妊娠11週〜12週頃

NT(nuchal translucency)とは、超音波で赤ちゃんを観察した時の首の後ろのむくみ(浮腫)のことです。 NTは、正常な赤ちゃんにも見られますが、NTが厚くなると、染色体異常、心臓病、腎臓病などのリスクが高くなります。厚みによって赤ちゃんがダウン症や18トリソミー・13トリソミーに罹患している確率を算出できます。
NT計測はわずか10分の1ミリ単位で結果が大きく変わるため、技術が必要となります。
当院では十分なトレーニングを受けたFMF(※)のライセンス取得者による検査を行っております。
※ FMFとはイギリスを本部とし、胎児医学とトレーニングを行っている団体の事です。

■ Combined test

[ 検査時期 ] 妊娠12週

Combined testとは、イギリスを本部とし、胎児医学とトレーニングを行っている団体であるFMFから広まったもので、NT資格取得者が判定したNT(胎児の首の後ろのむくみ)、胎児心拍と母体血清マーカーとの組み合わせ検査によって、ダウン症や18トリソミー・13トリソミーの染色体異常のリスクを判定するものです。
検査後1〜2日以内に検査結果をご提供することができます。
※ 祝休日により結果のご提供までに、さらに日数を要する場合もあります。

■ 胎児超音波検査

[ 検査時期 ] 妊娠17〜20週、妊娠28〜30週

赤ちゃんの発育状態や胎盤、羊水量などを確認します。 当院では必須検査として妊娠期間中に計2回受けていただくことで、より分娩を安全なものとしています。

・ 妊娠17〜20週

赤ちゃんの頭部、顔面、心臓、肺、胃、肝臓、腎臓、臍帯、四肢などを詳しく確認することができます。 赤ちゃんの構造異常の約50%を検出することができるとされています。

・ 妊娠28〜30週

赤ちゃんの心臓の構造を詳しく確認することができます。
※心房中隔欠損、心室中隔欠損、動脈管開存、肺静脈還流異常など出生前に診断が困難な疾患もありますので、ご了承ください。

■ 母体血清マーカー

[ 検査時期 ] 妊娠15〜17週

お母さんの採血で、赤ちゃんがダウン症や18トリソミー・神経管開存症に罹患している確率を算出します。検査結果は、採血から約10日必要となります。

上記検査結果で異常が疑われ、確定診断を希望される妊婦さんは、羊水検査を行います。

■ 羊水検査

[ 検査時期 ] 妊娠15〜16週

お母さんのお腹に細い針を刺して羊水を採取し、羊水に含まれる赤ちゃんの細胞を用いて赤ちゃんに染色体異常があるかどうかを調べる検査で、日帰り、もしくは1泊入院で行っています。検査結果は、羊水採取から2〜3週間必要となります。